「メイカーとスタートアップのための量産入門 」読んだ

概略

メーカ勤務としては基本的には知っている事が多いが、少量生産の知識は貴重。読んでおくべきだと思った。

詳細

• 日本メーカーはウォーターホール開発、垂直立ち上げが今だに基本なので、こういう少量生産の知識は貴重。メーカー内だと試作をやる人の知識に近いか。
• 中国との付き合い方のとこが読み物としては一番面白い。ちょっと共感できる^^
• 3Dプリンタ普及でやっと金型の世界から脱出できるかと思って数年、いまだに金型で樹脂成形から抜け出せないのは残念でならない。その時代になったら大手メーカーなんか不要になると思うけど。
• 知財関係はあんまり詳しく書いてなかったけど、J-PlatPat(特許情報プラットフォーム) が誰でも無料で使えるので、特許、商標、意匠は調査する方法を知っておいた方がいい。
• 安全規格(玩具のEN71とか面倒)は、専門業者の試験はかなり安いので最初から相談して任せてしまった方が楽。
• 内容的には量産としては抜けているかなと思ったのは次の部分 (細かいので省略したのだと思うけど)
• 1) 顧客対応の窓口
• 2) 修理、保守、保守部品管理など
• 3) 梱包方法(輸送時の保障)

  Links

  メイカーとスタートアップのための量産入門 ―200万円、1500個からはじめる少量生産のすべて (Make: Japan Books)

  www.j-platpat.inpit.go.jp